雇用調整助成金の助成率を10/10とする特例措置拡大の方針が発表されました

4月25日、厚生労働省は今般の新型コロナウイルス感染症により影響を受ける事業主を支援するため、以下の雇用調整助成金の特例措置の更なる拡大方針を発表しました。

１．休業手当の支払率60％超の部分の助成率を特例的に10/10とする
中小企業が解雇等を行わず雇用を維持し、賃金の60％を超えて休業手当を支給する場合、60％を超える部分に係る助成率を特例的に10/10とする。
※教育訓練を行わせた場合も同様

２．１のうち一定の要件を満たす場合は、休業手当全体の助成率を特例的に10/10とする
・新型インフルエンザ等対策特別措置法等に基づき都道府県対策本部長が行う要請により、休業又は営業時間の短縮を求められた対象施設を運営する事業主であって、これに協力して休業等を行っていること
・以下のいずれかに該当する手当を支払っていること
①労働者の休業に対して100％の休業手当を支払っていること
②上限額（8,330円）以上の休業手当を支払っていること（支払率60％以上である場合に限る）
※教育訓練を行わせた場合も同様

対象労働者1人1日当たり8,330円が上限となっており、適用日は令和2年4月8日以降の休業等に遡及（4月8日以降の期間を含む支給単位期間に適用）するとのことで、詳細については5月上旬頃を目途に改めて公表される予定です。

詳細については下記URLにてご確認ください。
【厚生労働省】
新型コロナウイルス感染症に係る雇用調整助成金の特例措置の更なる拡大について
雇用調整助成金の更なる拡充について【PDF】